オトト「ルアル・ネゲリ」(ROH projectsとのコラボレーション)
2026.1.31 Sat - 3.1 Sun
会場:MISAKO & ROSEN (1F) / Fig. (2F)
オープニングレセプション:2026.1.31 Sat 16:00-18:00
オトトの日本初個展はMISAKO & ROSENとFigの2つの展覧会に分かれて開催され、バリ島出身の故アーティストの制作活動における形式と物語の遊びを検証する機会になります。中国の墨、竹筆、筆を用いて制作するオトト(出生年不明 – 2008年)は、日常と逸脱の表象が一つの視覚領域を占める絵画言語を巧みに構築している。それは、そうした結合がどのような条件の下で読み取ることができ、あるいは許容されうるのかという問いを提起しました。
オトトについては記録に残されていないため、現在知られていることの多くは、グスティ・アユ・カデック・ムルニアシ(ムルニ)、デワ・プトゥ・モコ、エドモンド(モンド)・ザノリーニといったバリ島出身のアーティストたちと過ごした時間に関係しています。彼らとの交流は、形式的な類似性を通してオトトの作品全体に明確な痕跡を残しています。こうした影響関係を背景に据えられることが多いですが、本展ではそれよりもむしろオトトが独自のビジョンで成し遂げた貢献に焦点を合わせています。展覧会の共同タイトルである「ルアル・ネゲリ」は、彼の多くの絵画作品の隅に記されたインドネシア語のスペルミスで「海外」を意味する言葉で、インドネシア国外での彼の最初の展覧会シリーズを想起させます。
オトトの絵画プロジェクトの中心となるのは兵士の姿です。このモチーフは、インドネシアの初代大統領と、ポストコロニアル国家を支えた軍事機構への彼の関心と関連していると言われています。展覧会では、パイプを吸い、祈り、獣姦行為を行い、ウェイトトレーニングを行い、雄牛に乗り、友人や恋人として猿と交わる兵士たちに出会います。オトトの視覚世界において、兵士にできないことは何もないように思えます。MISAKO & ROSENにおいて、この論理は形式的な帰結を見出すでしょう。兵士たちは動物や神話的混成物と共に、均一な正方形のフォーマットに自らを圧縮し、容器に吸い込まれる液体の圧力で絵画面を満たします。そして、こうした形態から、遊び心、恐怖、そして欲望が湧き上がります。そして、それらはすべて、何の恥も、自らの過剰さを嘆くこともなく、表現されています。
オトトの作品を、転覆や批評といった観点から語りたくなるでしょう。彼がいかにして一般的な権力の象徴を貶めているか、あるいはその権力が、自らの嘲笑の中にさえ、自身の中の論理に生命を吸い込んでいるか、と。しかし、こうした解釈は、オトトが最も抑制されていない形態の兵士に魅せられた、真に奇妙で、受け入れがたい魅力を捉えるには充分ではありません。こうした図像が政治的未来の競合するビジョンと切り離せないものとなっている現在、私たちがまだ理解できていないオトトが残したものは何なのか、そして彼の作品は今日それを理解しようとする私たちに何を要求し続けているのかを探ることには、大きな価値があるのではないでしょうか。
ROH
