ウィル・ローガン/奥村雄樹 「everyday」展 

2007年7月13日(金)〜8月11日(土)
オープニングレセプション 2007年7月13日(金)  18:00〜20:00

開催場所:MISAKO & ROSEN
170-0004 東京都豊島区北大塚3-27-6 1F Tel:03-6276-1452 Fax:03-6276-1453
休廊日:月曜/祭日 開廊時間:火曜〜土曜12:00-19:00/日曜 12:00-17:00
トークイベント:スケジュールはギャラリーお問い合わせ下さい

時下益々の御清祥のこことお喜び申し上げます。
MISAKO & ROSENでは、7月13日より8月11日までウィル・ローガンと奥村雄樹の新作映像作品/写真作品による二人展を開催いたします。ウィル・ローガンの作品は、先頃森美術館で開催された「笑い展」において展示され、奥村の映像作品『Countdown in NYC』も、森美術館によるMAM SCREENシリーズの一環として同時期に上映されました。

ウィル・ローガンは、1975年イリノイ州ハイランド・パーク生まれ。現在サン・フランシスコに拠点を置いています。2006年、バークレーにあるカリフォルニア大学にて修士号を取得。ウィル・ローガンの映像/写真作品は、日常における奇妙な事象を捉えます。デジタルな操作にたよらないローガンの制作プロセスは、本質的にアナログなものです。駐車された車、道路の標識、舗道に残った足跡など、彼が捉えたありふれたモノや出来事のイメージは、世界に対する静かな驚きを喚起します。本展では、日本で制作された新作映像のほか、新作/近作の写真作品を展示します。

奥村雄樹は、1978年青森県生まれ。多摩美術大学卒業後、2004年、東京芸術大学にて修士号を取得。奥村は、サイト・スペシフィック的要素の強い映像/写真作品を制作します。シンプルな編集やデジタル加工といったテクニックによって作られたそれらの作品は、少なくともその虚構の世界において、日常の限界を押し広げ、引き延ばしていきます。人間による世界の理解の仕方を利用することで、既存の見方に捕らわれることの限界を浮き彫りにするのです。たとえば『Loophole』では、誰もが知っている遊びのシステムを越えて そこでは、ゲームのルールとフィールドが延長されています。 ゴルフボールが時間と空間を旅しています。

「everyday」は、Misako & Rosenが展開する二人展シリーズの第二回展です。本シリーズは、同じ問題意識を共有するアーティスト間のオープンで持続的な国際的ダイアログを提示することを目的としています。本年10月に開催される予定の第三回展は、ロンドンを拠点とするマヤ・ヒュイットと東京を拠点とする竹崎和征による、日常の経験をベースに、ヴィジュアルを通したエクスチェンジとなります。
この機会のどうぞご高覧下さい。

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Installation view
Installation view

Installation view
Installation view

Installation view
Installation view

Reflex (July 4th 2007 in NYC)
奥村雄樹
Reflex (July 4th 2007 in NYC)

Rainbow Release
奥村雄樹
Rainbow Release

Self-portrait as a Drawer-traveler (TAV version)
奥村雄樹
Self-portrait as a Drawer-traveler (TAV version)

Will Rogan
Will Rogan ウィル・ローガン
pocket 2007 c-print 50.8x76.2cm

Will Rogan
Will Rogan ウィル・ローガン
path 2007 c-print 60.7x89.3cm

Will Rogan
Will Rogan ウィル・ローガン
here 2007 c-print