デビッド・ロビンス「Artoons」[オンライン・エキシビション]

2025.11.28 Fri-

 

 

 

絵画の心の中に何があるのか、不思議に思ったことはありますか?デイヴィッド・ロビンズによる、抽象絵画が言葉を話すアニメーション・カートゥーンの作品《アートゥーンズ》では、絵画がセンシエンス(感覚能力)を獲得しています。ひと言の冗談より長くない程度の25本の「アートゥーンズ」は、自らの存在論的な状態について(英語で)コメントを述べ、冗談を放ち、自問し、不平を口に出し、哲学を語ります…。人工知能を用いることで、ロビンズは芸術に語らせるのです。「俳優の一群と仕事をしているようなものだ」と彼は言います。「その俳優たちのために台詞を書いたというわけ」。ここで示されているセンシエンスが人工的なものであり、それ自体が構築物であることは、指摘するべきでしょうか?

「私が彼らに何を言わせているかではなく、抽象絵画が話すカートゥーン・アニメーションという事実それ自体に目を見張るべきだ」とロビンズは言います。「彼らの存在は、モダンアートの客観的な成功——今日、抽象絵画がどのように見えるか、知らない人などいるでしょうか?——ならびにそれらの制作を効率的かつ経済的にしたデジタル革命について、多くを語っています。芸術と娯楽の観客は進化し、テクノロジーも進化しました。「アートゥーンズ」はアニメーションの歴史のどの時点でも制作可能だったかもしれませんが、そうはなりませんでした。デジタルなスキルを持った娯楽志向のアーティストが、それらを作ろうと考えるまで」。《アートゥーンズ》に美術史上の前例がないのだとすれば、それは歴史的な力の特異な交点によるものです。

1980年代半ばにニューヨークでデビューして以来、定期的に展覧会を開いてきたロビンズは、この10年ほどはデジタルな、オンライン上の展示を好んできました──「制作費なし、後片付けなし、配送なし、保管なし」。「アートゥーンズ」は、オンライン展という概念が構築されていく過程の、別の段階を表象します。アニメーション・カートゥーンのプレイリストは、展覧会のようにひとまとまりになっています──サイバースペースにおいて。「IRL(現実)であれURL(オンライン)であれ」とロビンズは言います。「すべては合成的な体験なのだ」。

「アートゥーンズ」のプロジェクトはギャラリーの壁を越え、独立した文脈であるYouTubeへと向かいます。そこでは芸術と娯楽が、情報として等しく扱われます。YouTubeでは、ハイブリッドな形式——ここではロビンズがハイ・エンターテインメントと呼ぶ、芸術と娯楽のハイブリッド——が何の抵抗も受けません。「エンターテインメントは」と彼は説明します。「芸術の実験性と娯楽のアクセシビリティが組み合わさることで作り上げられます。」彼はギャラリーに、ファインアートの経済の外側にあるのみならず、芸術の解釈システムからも自由な、グローバルな媒体と協働するよう求めます。YouTube に設置されることで、「絵画」たちは誰にでも、無料で利用可能になります。商業がなければ、妥協もありません。率直な語りを期待してください。

人工知能は、突然変異するライトショーや土着的なシュルレアリスムだけではなく、言葉を話すカートゥーン絵画も意味するのです。