題府基之「untitled (pee)」
2021. 11. 21 Sun - 12. 25 Sat
MISAKO & ROSENでは、三回目の題府基之個展「untitled (pee)」を開催いたします。
題府基之は、1985年横浜市生まれ。現代は東京を拠点に制作活動を行なっています。
主な展覧会に2018年「untitled ( surround )」MISAKO & ROSEN、東京(個展)、2019年「untitled ( surround )」グリーン・ギャラリー、ミルウォーキー(個展)同年「Pastoral (Grind and Drone) 」47 Canal、ニューヨーク、2016年「日本の写真ー現在から戦後」サンフランシスコ近代美術館、サンフランシスコ(グループ展)などがあります。2017年には「日産アートアワード」のファイナリストに選出、2014年にロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で開催された「Prix Picted アワード」でもファイナリストに選出されています。
主な刊行物に、2018 年にフランスの小説家ミシェル・ウェルベックとコラボレーションした書籍「大型スーパー 11月」、2016年にはNewfaveから写真集「Still Life」を出版。
他「Project Family」(Dashwood Books)、「Lovesody」(リトルビッグマン)があります。
一見すると、題府による「untitled (pee)」と題された一連の写真は近所の犬たちによるマーキングを記録しており、そのことによって、ユーモラスな形でストリート・フォトグラフィの伝統に参加するかのように思えます。しかし(尿)が実はアーティスト本人が放った水であると知ったとき、私たちはこれらのイメージの文脈を現代写真の可能性に向けたひとつの身振りとして読み直すでしょう。
untitled (pee)
気の向くまま世間に囚われず自由に生きることはとても大変なことです。
灼熱の太陽の光がコンクリートを照らし全て無かったことにしてくれることを願っています。
題府基之, 2021