ヴィンセント・フェクトー
2019. 4. 7 Sun - 5. 12 Sun
Opening reception : 4. 7 Sun 13:00 - 16:00
※オープニングレセプション終了後も、17時まで営業しております。
この度、MISAKO & ROSENでは、ヴィンセント・フェクトーによる日本では初めての個展を開催いたします。フェクトーはニューヨーク州アイスリップに生まれ(1969年)、現在サンフランシスコで活動しています。主な個展とグループ展にピッツバーグのカーネギー美術館(2018年および2013年)、シカゴ美術館(2016年および2008年)、ウィーンのセセッシオン(2016年)、クンストハーレ・バーゼル(2015年)、ニュー・カナーンのグラスハウス(2014年)、ニューヨークのホイットニー美術館(2012年および2002年)、サンフランシスコ近代美術館(2008年)、そしてミネアポリスのミッドウェイ・コンテンポラリー・アートにおける企画があります。2016年にはマッカーサー・フェローに選出されました。
ヴィンセント・フェクトーは彫刻家です。初期に手がけていた写真を使ったコラージュの仕事から、スチロール版、樹脂粘土、ファウンド・オブジェクト、パピエマルシェを媒体として制作された作品まで、彼はいつもマテリアルの操作に対して直感的なアプローチを取ってきました。フェクトーの作品は、形態をめぐる実験であると同時に、アートを制作することや、それが人々に波及させるものに関する究めて個人的な探求の表明でもあります。そこでは、いかなるイデオロギーからも離れたところで、より基礎的な諸問題をめぐる実践や関与に対して、フォーカスが絞られた、それでいてオープンエンドなアプローチが取られているのです。高度に洗練されていながら、全般的に質素なマテリアルを使って身近なスケールで制作された彼のアートは、彫刻という媒体とのコンテンポラリーな遭遇に関心を持つすべての人々に開かれています。