ネイサン・ヒルデン「For Now And So」

2018. 5. 20 Sun - 6. 24 Sun

オープニングレセプション 5. 20 Sun 13:00 - 16:00
※オープニングレセプション終了後も、17時まで営業しております。

この度、MISAKO & ROSENではロサンゼルス在住のアーティスト、ネイサン・ヒルデンの4回目となる個展を開催いたします。
ネイサン・ヒルデンの近年の代表的な個展には、ミッドウェイコンテンポラリー(ミネアポリス)クンストフェライン(ハンブルグ)などがあります。
また数々の国際的なグループ展にも参加しており、代表的な展覧会に、ボイマンズ・ファン・ベーニンゲン美術館(オランダ)、パレド・トーキョー(パリ)があります。
2018年には、MISAKO & ROSENが参加したCONDOメキシコにて、メキシコのギャラリーBWSMXとのコラボレーション展に出展したり、ロサンゼルスのギャラリーが主体となって企画したギャラリーシェアプロジェクトに参加し、クリスティーナ・カイトギャラリーにて新作を発表しました。

本展覧会にて、6点の新作アルミニウムの絵画、コラージュ作品を主に発表します。
過去数回の展覧会にてヒルデンは、アルミシートを重ね、全体の上からスプレーペイントを重ねて塗リ、制作過程により制作された絵画がほとんどでした。

今回発表する新作の絵画には、引き算的なアイデアを盛り込んだ新しい過程が追加されています。
これまで通りにスプレーした画面にブラシの痕跡だけが残るように筆跡を数分後に洗い流すという行為を盛り込むことで、筆跡の枠の跡だけが浮き彫りになっています。
大きいアルミニウムの絵画では、カッティング技法を用いています。画面にプリントされた物体部分をカットしその部分を取り除き、その穴を逆転させてステンシルを施してあり、その部分がカットした元のイメージの影のような表現になっています。
拡大したバージョンのイメージも下から半分の画面にプリントされています。
コラージュは全て黒い紙にカットされたことにより抽象化されたカットアウトをコラージュしてありジェスチャーのような筆使いが施された部分の色が角度によって変様して見えます。
立ち位置により、緑、黄色、銅のいずれかの色が順次変容して見えてきます。

On time and on in so doing.
For there and on at all, nothing at all.
As if to be done, and
Something there, some thing and not. Enough. And another
Over and to each, taken away, as if to an end
And so on.