MISAKO & ROSENでは、ベルリン拠点のアーティスト、スティーブン・グリア・ローズの３度目となる個展を開催します。
近年ローズは国際的な展覧会に参加しています。
2015年は、すでにロサンゼルスのシャトーにてグループ展に参加しており、2013年にはパレド・トーキョー、2011年にはサンフランシスコのCCA ワティス・インスティチュート・オブ・コンテンポラリー・アート、ボルドー現代美術館のグループ展に参加しています。
2010年にはハマー美術館で、2012年にはスイスのミグロス美術館で個展を開催しています。
本展では、オクラホマに本店のある雑貨チェーン「ホビー・ロビー」をテーマに彫刻、コラージュ、写真の他、映像と音楽といった多様なメディアを使ったインスタレーションを展開しています。ホビー・ロビーの創立者家族は、福音派キリスト教の信者であり、近年アメリカにおいて制定された、従業員に与えられるオバマケア（保険制度）において、保険対象に含まれる女性の中絶や避妊薬を排除するように訴訟を起こしています。また、宗教の自由を巡り、同棲愛への差別など物議をよんでいます。
この一連の社会問題を、本展覧会では壮大なスケールと共にご覧いただけます。

● 展覧会についての覚え書き