この度、MISAKO & ROSENでは、ロンドンを出身のアーティスト、マヤ・ヒュイットの3度目となる個展「The forgiven ghost in me」を開催いたします。
マヤ・ヒュイットは過去に何度も来日し、数々のプロジェクトを手がけています。ジュエリーデザイナーのプチローブノアーとのコラボレーションも行っています。

MISAKO & ROSENにてシリーズ化したグループ展『Happy Mind』のアーティストに位置づけされるように、マヤ・ヒュイットは、具象的な表現の可能性を探り続けています。

2003年に名古屋芸術大学で勉強した後、独自に創造した日本風の現代絵画を直接的に影響を受けていたのに比べ、この数年では、ロンドンの現在の環境に影響を受けているのが見て取れます。
近作では、作家本人のエネルギーが、物理的・心理的な要素を実験的にそれぞれの絵画の中で丁寧に成立させる事に焦点があてられています。
物理的な要素である手法が自由なのに対して、絵画の題材は未だ重苦しい要素を取り入れています。
絵画の中で、その自由さと重苦しさが共存し、絶妙なバランスを保っているのかもしれません。