マヤ・ヒュイット「Underbelly Skirmishes(浅ましい戦い)」

2007年2月15日(木)-3月11日(日)

オープニングレセプション 2007年2月15日(木) 17:00~20:00

2007年2月15日(木)から3月11日(日)までMISAKO & ROSENにてマヤ・ヒュイットの日本初個展となる「Underbelly Skirmishes(浅ましい戦い)」展を開催いたします。

マヤ・ヒュイットは1981年ロンドン生まれ。ロンドンを拠点に制作活動をしています。イギリスのブライトン大学で絵画を学びました。ブライトン大学在籍中の2003年には名古屋芸術大学に6ヶ月間の交換留学生として来日しています。2005年にはスペインのマジョルカにてアーティスト・イン・レジデンスに参加しています。ロンドンでの個展の他国内外を問わず勢力的にグループ展に参加しています。

現在3ヶ月間東京に滞在し、今回の個展に向けて制作活動を行っています。本展覧会は大和日英基金のサポートにより実現しました。

マヤ・ヒュイットは展覧会のスペースに合わせてインスタレーションを展開して行きます。壁も床もヒュイットの手にかかると、まったく違った空間へと変容して行きます。

壮大なスケールの作品には、イノセントの中に見え隠れする人間のダークな姿がファンタジックに描かれます。人間がどれほど浅ましく儚い生き物であるかをまじまじと感じさせられます。人間とその欲によって変化した動物とが共存して描かれているのもヒュイットの作品の特徴です。

本展覧会のタイトルでもある「Underbelly Skirmishes(浅ましい戦い)」は、私たち人間が常に葛藤する善悪や欲望を静かに感じさせられる作品となっています。等身大に近いインスタレーションを前に、現実と非現実の狭間で人間の持っている特異な性質について考えさせられるのです。

日本初個展となる今回の展覧会でも、ギャラリーの壁をペインティングで覆うという大規模なインスタレーションを行います。ギャラリーという空間をまったく別の世界に塗り替えます。壮大なスケールとマヤ・ヒュイットの思い描く世界をお楽しみください。