安村崇「態態」

2025.2.1 Sat - 3.2 Sun

Opening reception: 2.1 Sat 14:00 - 18:00

MISAKO & ROSENは、3回目となる安村崇「態態」展を開催します。タイトルである「態態」は、安村が近年続けてきたシリーズで、本展覧会が第二弾とにります。安村の作品は現在、滋賀県立美術館で開催中の「BUTSUDORI」展で展示されているほか、これまでに東京写真美術館(2017)、サンフランシスコ近代美術館(2016)、gallery αM(東京、2013)、森美術館(東京、2004)などで紹介されています。

安村が最近取り組んでいる写真やシングル・チャンネルの映像は、現代の様相、とりわけ人工知能をめぐるあれこれと共振しています。安村はそのキャリアを通じて、日本の現代文化に特有の技巧──自然のものと著しく手を入れられたもの、秩序と戯れ、色と形、写真家の目とレンズとの関係性──を作品に取り込んできました。状況によるのか──私たち鑑賞者は2025年の技巧に調律を合わせています──あるいは彼の実践の展開によるのか──もしくはきっとその両方でしょう──私たちはこれらの写真を優れて同時代的なものとして読み解くことができます。それが示す合成的な視界は、深く埋め込まれていながら同時に出現の過程にある、ひとつの目によって見られたものなのです。